オンラインでもオフラインでも何かを読んでいて自分に響くことがあったら何とか身にしていきたいもの。 しかし,悲しいかな,私はあまり得意じゃないんですよね。 まず読むのが遅い。そして忘れっぽい,というか,しっかり自分の理解のネットワークに組み込まれないと覚えていられず,自分の注意から外れたものはすぐ忘れてしまうんですね(いろいろなトリビアなんかをいっぱい覚えている人はすごいと思います!)。 そんなこともあり,読んだことのみに付け方には関心があるのですが,なかなかためになる記事(10 Tips to Retain More of What You Read Online | Vandelay Website Design)を見つけました。これはオンラインで読んだものをどうやって身にしていくかについてのヒントですが,その中でもオンラインに限らず使えそうだと思ったものをいくつか拾ってまとめておきます:

1)行動にしてみる 読んだものに何か自分のためになると思ったことがあったら,自分の実際の行動に適用してみる。そうすることで読んだだけの「外の知識,ひとの知識,頭の知識」が自分の個人的な経験と絡んだ「内の知識,私の知識,体の知識」になる。 2)ノートを取る これはよく言われることですが,ノート(キーポイントやアウトラインのメモ)を取りながら読むことで,ポイントや概念を再確認しながら読み進むことができ,またそこで得た情報を将来再活用するときにも役立つ。 3)目的を意識して概略をつかむ 読んだ内容の概略をつかむことは言うまでもなく重要なのですが,その際に自分が何を目的としてその記事を読んでいるのか,書かれていることが自分がやろうとしていることの何にどのように役立つのか,という知識活用の目的を意識して,その目的を軸にして絞り込んだ概略をつかむ(キーワードやキーフレーズを抜き出し,構造化する)ことが大切。 特に(3)は目的志向の情報収集を促すという意味でも重要である気がします。